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【コラム】「再エネシェアリング」って?

2022/03/29

東京都は、2050年「ゼロエミッション東京」の実現に向けて、2030年までに温室効果ガス排出量を50%削減(2000年比)する「カーボンハーフ」を表明しています。
電気は、需要量と供給量が一致しないと、停電につながってしまうという特徴があります。太陽光や風力などの再生可能エネルギーは、天候等によって発電量が左右されてしまうため、需要量と発電量をぴったりと合わせることができません。
そこで、再エネ大量導入時代には、変動する再エネ発電量を柔軟に調整することができる「調整力」を確保し、需要量と発電量のバランスを保つことが重要となります。
蓄電池・電気自動車(EV)・水素は、時間や季節ごとに増減する需要と変動する再エネ発電量をマッチング(最適化)するための重要なエネルギーインフラとして、大いに期待されています。

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■電気自動車(EV)

CO2削減に加え、蓄電・給電機能を活用したエネルギーインフラ(動く蓄電池)としての価値があります。

■水素
エネルギー供給の多様化や非常時対応など、多くのすぐれた特徴を有しているほか、大規模・長期間のエネルギー貯蔵が可能です。

本事業では、南大沢地区に再エネ発電設備(太陽光パネル)や調整力を持つ設備(蓄電池・再エネ由来水素設備・EV)を導入し、これらを最適に制御・調整して運用することで、地域における再エネシェアリングの事例の確立と災害時のレジリエンスの向上を目指しています。

■将来的な再エネシェアリングのイメージ

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